立山町議会 2010-03-01
平成22年3月定例会 (第4号) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午後 1時30分 開議
開 議 の 宣 告
◯議長(
窪田一誠君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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議 事 日 程 の 報 告
2 ◯議長(
窪田一誠君) 直ちに日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
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議案第5号から議案第12号まで、議案第17号から議案第
30号まで及び議案第36号並びに請願・陳情書について
3 ◯議長(
窪田一誠君) 日程第1 議案第5号から議案第12号まで、議案第17号から議案第30号まで及び議案第36号並びに請願・陳情書についての件を議題といたします。
委 員 長 報 告
4 ◯議長(
窪田一誠君) 以上の諸案件に関し、各
常任委員会委員長の審査結果の報告を求めます。
総務教育常任委員会委員長 桑原米蔵君。
〔
総務教育常任委員会委員長 桑原米蔵君 登壇〕
5
◯総務教育常任委員会委員長(
桑原米蔵君)
総務教育常任委員会における審査の経過並びに結果について、ただいまよりご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件につきましては、議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管分ほか8件の議案についてであります。
これらの議案につきまして慎重な審査の結果、お手元に配付しております
委員会審査結果のとおり、原案どおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の経過についてその概要を申し上げます。
議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管に係る
歳入歳出の審査についてであります。
最初に、
総務課所管に係る事項について申し上げます。
防災訓練事業の
自主防災組織活動事業補助金が10万円計上されているが、補助後の
防災器具等の使用状況や
実施状況について把握されているのかとの質疑があり、
自主防災組織の資機材の活用状況について
アンケートをとり、実際どのような活動をしているか把握しながら今後の対応を考える。また、資機材は地区からの要望で支給しており、本来は使い道が決まっている。活用されていない場合、必要に応じて町職員や
防災アドバイザーを派遣し対応しているとの答弁でした。
また、人材育成・
職員研修事業の
通信教育受講補助金が31万5,000円計上されているが、希望する講座をだれでも制限なく受けても補助されるのかとの質疑があり、県の
市町村職員研修機構から2分の1助成などがあり、業務に関係し、職員の資質向上に役立つことが補助の条件であるとの答弁でした。
次に、
企画政策課に係る事項について申し上げます。
定住交流推進事業の
地域おこし協力隊員謝礼が480万円計上されているが、その目的と内容について質疑があり、
地域おこし協力隊事業は、3大都市圏から
地域協力活動に参加するもので、隊員を募集し、地域の活性化、地域に定着させることを目的とする事業である。また、
活動内容は、山間地の
ひとり暮らし世帯、
高齢者世帯の生活支援、特産品など
地域資源の開発及び情報発信、
地域行事など
コミュニティ活動の支援、その他、
地域活性化につながる活動である。なお、隊員の謝礼として、報償費で月20万円、年間240万円であるとの答弁でした。
また、
地域づくり事業補助金が300万円計上されているが、21年度はどんな実績であったのかとの質疑があり、この事業は平成21年度から新設した事業で、1事業につき上限20万円を補助する。また、立山町
行財政改革推進懇談会からの提言により、
地域住民の協働による
まちづくりに対する支援である。21年度実績として、「越中陶の
里交流会の花いっぱいづくり」の
新瀬戸小学校の周辺道路にプランターを設置するものや、
池田浄瑠璃文化財保存会等の8事業であったとの答弁でした。
次に、
税料金課に係る事項について申し上げます。
徴収専門員の賃金として143万円計上されているが、専門員は何名であり、増員の予定はないのかとの質疑があり、
徴収専門員は1名であり、週2日間、年間約100日、4年間お願いし、年間約900万円を訪問徴収している。また、現在の状況から、増員の予定はないとの答弁でした。
次に、消防署に係る事項について申し上げます。
施設費で
工事請負費600万円、
消火栓設置負担金120万円が計上されているが、
防火水槽はどこにつくるのか、また消火栓2基の
設置場所はどこかとの質疑があり、
防火水槽は町内の2名の区長から陳情がある。今後、消防署で立地条件、消防団、町当局と相談し場所の選定に当たる。また、消火栓については要望はないが、
下水道工事に伴い消火栓の設置が出てくる可能性があるとの答弁でした。
消防
施設整備事業の
備品購入費1,540万円が計上されているが、今後、消防団の
ポンプ車の更新、入れかえをするのかとの質疑があり、
消防車両の更新について、現在、町は
消防団車両15台を所有しており、概ね20年をめどに消防団の
消防車両更新を計画しているので、毎年
消防団車両の更新が必要かと思われる。最も新しい
消防ポンプ自動車は平成11年に購入されたものであり、今後も
計画どおりに更新していきたいとの答弁でした。
次に、教育課に係る事項について申し上げます。
放課後児童クラブ利用料として180万円計上されているが、その内容と民営化の経緯について質疑があり、
放課後児童クラブは、国、県、町それぞれ3分の1補助で運営しており、補助金については
補助基準額が設定されている。近年、利用者は増えており、そのため利用
施設の
維持費等の経費も増加傾向にあり、その一部、月1,000円の負担をお願いする。また、運営を
社会福祉協議会に委託し、内容を充実していきたいとの答弁でした。
共同調理場建設事業の
備品購入費2,066万円が計上されているが、古いものも利用するのかとの質疑があり、備品の内容について、生徒が使用する食器を新しいものでみており、それに合う洗浄機を新しく大型のものにするが、
北部共同調理場などで使用しているものも利用していくとの答弁でした。
会計課、
議会事務局、
監査委員事務局に係る事項についての質疑はありませんでした。
以上の審査の結果、議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管に係る
歳入歳出の審査については、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、条例等の議案の審査についてであります。
最初に、議案第26号 立山町職員の給与に関する条例等の一部改正についてであります。
閉庁時間が午後5時15分となり、窓口などで不便な場合もあるので考慮できないかとの質疑があり、月曜日に午後6時30分まで窓口延長を行い、今後、広報等で住民に周知し、6月1日にスムーズに実施できるよう進めていくとの答弁でした。
審査の結果、議案第26号 立山町職員の給与に関する条例等の一部改正についてに係る審査については、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、議案第17号
立山町長の給与の特例に関する条例の制定について、議案第20号 立山町
火災予防条例の一部改正について、議案第25号 立山町
課設置条例の一部改正について、議案第27号 立山町
町民体育館条例の一部改正について、議案第28号 立山町
中央体育センター条例の一部改正について、議案第29号
立山町営谷口体育館条例の一部改正について、議案第30号 立山町
営上東体育館条例の一部改正について、以上の7件については特に質疑はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、
総務教育常任委員会の
委員長報告を終わります。
6 ◯議長(
窪田一誠君) 以上をもちまして、
総務教育常任委員会の
委員長報告を終わります。
産業厚生常任委員会委員長 町田信子君。
〔
産業厚生常任委員会委員長 町田信子君 登壇〕
7
◯産業厚生常任委員会委員長(
町田信子君)
産業厚生常任委員会における審査の経過並びに結果について、ただいまよりご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管分ほか議案14件についてであります。
これらの議案につきまして慎重な審査の結果、お手元に配付しております
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、審査に先立ちまして、当委員会に付託されました議案第5号関係の現地調査を行いました。
以下、審査の経過についてその概要を申し上げます。
議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管に係る
歳入歳出の審査についてであります。
最初に、農林課に係る事項について申し上げます。
有害鳥獣防除対策の
予算計上について質疑があり、最近、目桑等で
イノシシの被害が増えている。稲を踏み荒らし、甚大な被害を与えている。
イノシシは用心深く、おりを設置してもなかなか捕獲できないので、1カ月管理しなくてはいけない。捕獲隊の人におりの管理をお願いしながら被害防止に努めたいとの答弁でした。
陶農館
施設管理委託料について質疑があり、委託料500万円については、
事業収入等を含んだ中での
人件費等の予算である。陶芸の担当に1人、窓口の方は2人交代で行っている。21年度は670万円みていたが、収入と歳出を勘案しながら、出てきた予算が500万円であるとの答弁でした。
農業委員会に係る事項については、特に質疑はありませんでした。
次に、建設課に係る事項について申し上げます。
都市計画マスタープランについて質疑があり、
都市計画マスタープランは立山町の将来あるべき姿ということで、全体構想、富立大橋の開通等による影響が
住民サービスとして反映されれば、個別に道路網が審議されていくと考えられるとの答弁でした。
まちづくり交付金事業について質疑があり、
まちづくり交付金は、歳入は1本で計上され、事業、充当先を分けている。
企画政策課分もあり、
建設課分は事業費2,600万円に対する4分の1であるとの答弁でした。
次に、
健康福祉課に係る事項について申し上げます。
障害者タクシーの予算の減額について質疑があり、
医療支援には障害者と一緒に
交通機関を利用する方法と、車両を提供する形で
民間事業者に
福祉サービスをお願いする方法があり、その中で対応したいとの答弁でした。
中新川公共の
ケアマネジャーの職務について質疑があり、調査するには
調査員研修を受けないとできない決まりとなっている。新規で急いでおられる方への調査結果は大至急お願いしている。
中新川公共自身で人材確保を考えてもらい対応していきたいとの答弁でした。
次に、
商工観光課に係る事項について申し上げます。
布橋灌頂会について質疑があり、
布橋灌頂会については、伝統文化、いやしの行事、信仰文化、町には欠かせないものと理解している。その中で、資金的な手当て、町としての人的援助で対応していきたいとの答弁でした。
次に、
住民環境課に係る事項について申し上げます。
地域グリーンニューディール事業について質疑があり、確かに明るい町は魅力的で、通学の面でも必要です。
新規ニューディール事業が採択されるよう努力したいとの答弁でした。
水道課に係る事項については、特に質疑はありませんでした。
以上の審査の結果、議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算のうち当
委員会所管分の
歳入歳出の審査については、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、条例等の議案の審査についてであります。
議案第6号 平成22年度立山町
国民健康保険事業特別会計予算、議案第7号 平成22年度立山町
後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第8号 平成22年度立山町
老人保健医療事業特別会計予算、以上3件については特に質疑はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第9号 平成22年度立山町
墓地公園事業特別会計予算についてでありますが、
墓地公園内の除雪等について質疑があり、一般的な管理の中で対応していくとの答弁でした。
以上を踏まえ、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第10号 平成22年度立山町
地域開発事業特別会計予算、議案第11号 平成22年度立山町
農業集落排水事業特別会計予算については特に質疑はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号 平成22年度立山町
水道事業会計予算については、
受益事業が少なくなっている。事業が進んでいると理解してよいかとの質疑があり、
受託工事費が落ちたということですが、特環の
公共下水道で約5,000万円落ちたということ、
農業集落排水の部分も落ちた、
環境関係の補助がなくなり、これらで減額となったものですとの答弁でした。以上を踏まえ、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第18号 立山町いきいき
長寿センター条例の一部改正について、議案第19号 立山町
保育所設置条例の一部改正について、議案第21号 立山町
訪問看護実施条例の一部改正について、議案第22号 立山町
農業経営基盤強化基金条例の制定について、議案第23号 立山町
都市公園条例の一部改正について、議案第24号 立山町乳児、幼児及び
児童医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第36号 立山町道路線の認定について、以上7件については特に質疑はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、請願・陳情についてであります。
請願・陳情第1号 「
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める
意見書提出に関する陳情については、結婚して同姓となるのは伝統的な日本人の文化であり、
夫婦別姓になじむにはもう少し時間が必要との意見や、一つの権利として認めてもいいのではとの意見があり、採決の結果、採択することと決しました。
以上をもちまして、
産業厚生常任委員会の
委員長報告を終わります。
8 ◯議長(
窪田一誠君) 以上をもちまして、
産業厚生常任委員会の
委員長報告を終わります。
以上をもって、各
常任委員会委員長の審査結果の報告が終わりました。
委 員 長 報 告 に 対 す る 質 疑
9 ◯議長(
窪田一誠君) これより、ただいまの各
常任委員会委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
10 ◯議長(
窪田一誠君) 質疑なしと認めます。
討 論 ( 議 案 第 5 号 )
11 ◯議長(
窪田一誠君) これより討論に入ります。
議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算について討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、原案に反対の方の発言を許します。
5番
石川孝一君。
〔5番
石川孝一君 登壇〕
12 ◯5番(
石川孝一君) 平成22年度立山町
一般会計予算のうち、
元気創造館を五百石駅敷地を前提とする部分について反対いたします。
私は、
元気創造館施設のうち
保健福祉総合センター施設については、早急な建設が必要と考えています。また、交流
施設部分についてもある程度の理解はできます。しかし、
図書館併設の必要性は理解できません。
反対の理由は、五百石駅敷地とすることのメリットだけが強調され、
デメリットについての検討が真剣にされていないこと。そのメリットに対する理由づけにも、こじつけにしかならない多くの無理があること。そして、当てにしている
まちづくり交付金が平成23年度までに完成しなければならない事業であること。
五百石駅敷地に対する
デメリットについては、多くの制約があることや余分の
関連工事が必要など、これまでに述べてきました。
今日は、平成17年3月に発表された立山町
中心市街地活性化基本計画の資料の中の一つを紹介します。現物はこれであります。(資料を示す)立山町から発行されているものであります。この資料は
舟橋町長が議員時代のものであり、
舟橋町長自身もご承知の資料であります。それは、「第2章
中心市街地の課題」の部分で、「1.
住民アンケート調査に見る課題」で報告されています。
アンケートは、18歳から74歳までの町民1,200人に無
作為抽出法で行われています。回答者のうち60歳代が19.8%、70歳代が10.9%で、回答者の30%以上が60代以上であることも念頭にお聞きいただきたいと思います。複数回答なので、合計は105.6%になっています。
調査結果のうち
交通手段について。
交通手段について見ると、「自分の運転の
自家用車」及び「家族の運転の
自家用車」など
自家用車の利用が90.2%を占め、次いで「バイク・自転車」が7.6%、「徒歩」が3.6%で、
公共交通機関である「バス」の利用者はわずか2.2%となっている。これは資料に書いてあるとおりであります。その他が2%あり、その中に鉄道も含まれていると考えられます。電車とバスの合計は3%から4%という結果であります。
年齢別に見ると、30歳代の
自家用車の利用が最も多く、ほぼ100%となっている。また、60歳代以上から「自分の運転の
自家用車」の割合が減少し、代替手段として「家族の運転の
自家用車」及び「バイク・自転車」の割合が多くなっている。
もう1つ、地鉄の資料による
地鉄電車・バスの乗降客の推移はグラフのとおりであります。(グラフを示す)これは
地鉄発表のグラフでありますが、これは地鉄のバス。ごらんのとおり、ずっと減りっ放しで、説明の一部には、「
路線バスの
輸送人員は、平成18年度まで年々減少が進んできました。平成19年度に、減少に若干歯止めがかかったように見受けられましたが、平成20年度に再び減少し、平成21年度上期の実績も前年同期対比4.7%減と、減少に転じています」。これがバスであります。
それから、これが地鉄の電車で、これは本線も含めてのものでありますが、やっぱり減る傾向がずっと続いております。このコメントの中には、「鉄道線の
輸送人員は、平成16年度まで年々減少が進みました。平成17年3月に
沿線自治体と
富山地方鉄道により『
富山地方鉄道線再生協議会』を発足し、鉄道線の
利用促進等を進めるための施策に取り組んできました。平成17年度以降、減少に若干歯止めがかかったように見受けられましたが、平成21年度は、上半期の実績が前年同期対比3.6%減となっており、再び減少幅が拡大しています」という資料があります。
私は、鉄道や
路線バス、タクシーなどの
公共交通機関は必要であり大切にしなければならないと思っています。しかし、五百石駅とするために、願望的な予想だけを優先して
交通手段の現実を見ようとしない計画は、大半の利用者、町民の利便性への配慮がありません。
以上、
元気創造館以外の予算については賛成ですが、
元気創造館の敷地を五百石駅敷地とすることに反対し、平成22年度立山町
一般会計予算に対する
反対討論といたします。
13 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で
石川孝一君の討論を終わります。
6番
後藤智文君。
〔6番
後藤智文君 登壇〕
14 ◯6番(
後藤智文君) 議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算について
反対討論をいたします。
今回の
一般会計予算は、町税などの落ち込みがある中、国からの
一般交付税措置などで補てんされ、結果的に昨年より7億4,900万円増えています。せっかく財政は増えたのに、町民の
福祉向上に使われたかというと違う結果になっていて、その増えた分はほとんど
元気創造館に使用されることになっています。
子ども医療費の一定の前進はあったものの、残念でなりません。
予算というのは、一つ一つに対して賛否が問われるわけでなく、全体に対して賛否が問われていますので、私はこの議案の中で、以下4点について反対をしてその理由を述べます。
一言で言いますと、行政改革がどんどん進められ、町民の生活が置き去りにされていく
予算編成になっていることであります。
1点目は、この予算の中に(仮称)
元気創造館関連の予算が入っています。この創造館の予算は約19億円となっていますが、今年の予算は6億9,880万円が計上されています。
反対理由は補正のときに述べましたので詳しく申しませんが、決して便利な場所ではないこと、図書館の移設はその利用者が減ると予想されること、財源が不透明なことや今後大変厳しい財政になることなどの問題があるからであります。
私たちは、
保健福祉総合センターに関する建物については
早期建設の立場ですが、
補正予算が通ったから決まったこととして賛成に回るわけにはいきませんので、最後まで反対を貫きます。しかし、いくら反対してもつくられるということであれば、エレベーターは駐車場から近いところとか
福祉部門は1階にという、少しでも町民にとって便利になるような提案は今後もしていきます。
2点目は、
学校給食調理場建設事業に2,870万円の計上についてです。
この費用は、
コンテナ車や調理に関する備品の費用に充てられるものです。私はこの間ずっと反対して述べてきましたので詳しく述べませんが、
共同調理ではなく自校調理を望んできました。なぜなら、
子どもたちの健やかな成長を願い、国も進める自校調理で
食育推進の立場からであります。
3点目は、
米寿祝い金の廃止であります。
これまで、わずかではありますが、100人前後のお年寄りの方に祝い品が渡されてきました。これまで立山町に税金を納め、立山町のために頑張ってこられた人に対して敬意を表することは、あったかい町政をつくる上で大切なことではないでしょうか。感謝や尊敬の念を大事にする
まちづくりこそ必要だと思います。
4点目は、
放課後児童クラブ利用料設定と保育の民営化についてであります。
今まで無料だったものを、子どもが増えたからといって1,000円の利用料を取ることや、行政から手を放す、いわゆる民営化していくということは理解できません。芦峅保育所の民営化についても同じであり、子どもは町の宝として育てていく、それも行政が責任を持っていくことが必要だと思っています。
以上、簡単に述べましたが、町民にとってあったかい
まちづくりが進むことを願って、
反対討論といたします。
15 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で
後藤智文君の討論を終わります。
次に、原案に賛成の方の発言を許します。
12番 米田俊信君。
〔12番 米田俊信君 登壇〕
16 ◯12番(米田俊信君) 私は、議案第5号 平成22年度立山町
一般会計予算について賛成の立場で討論させていただきます。
この予算につきましては、総額103億7,300万円、対前年比7.8%増となっております。高い伸び率の要因は、(仮称)
元気創造館の建設事業費6億9,880万円や子ども手当給付事業費4億7,034万円などが織り込まれたためであります。
この3月議会で町当局が提案された(仮称)
元気創造館の整備につきましては、去る3月11日の先議において、平成21年度
補正予算として、設計や用地取得など事業費1億6,580万円が可決され、
施設の整備に向け大きな一歩を踏み出したところであります。
長年の懸案であった
施設の整備が本格的に動き出したことについては新聞などでも大きく報じられ、町民の期待と関心も大きく高まっていることと感じたところであります。
改めて、今こそ町民の期待にこたえる
施設の完成に向け、町と議会が力を合わせるときであります。
この予算案につきましては速やかに可決し、今後は(仮称)
元気創造館が町民の皆様にとって使い勝手のよい喜ばれる
施設となるよう、具体的な議論を重ね整備に反映させていくことが我々議会の使命であると考えています。どうかご賛同くださるようお願いいたします。
町当局におかれましては、我々議会や町民の皆様との協議の場を大切にして仕事に当たっていただき、皆様に愛される
施設となるよう努力いただくことをお願い申し上げ、討論といたします。
17 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で米田俊信君の討論を終わります。
9番 坂井立朗君。
〔9番 坂井立朗君 登壇〕
18 ◯9番(坂井立朗君) 平成22年度3月定例会、議案第5号に対する賛成の立場から討論をいたします。
この3月定例会において町当局が提案された
共同調理場整備に係る平成22年度予算につきましては2,800万円余り計上されておりますが、その内容は、新しい
共同調理場の建設に際して必要となる食器や食缶等の備品を整備するものが主なものであり、現在の
施設で使用している備品のうち、使えるものは引き続き使用すると聞いております。
調理場の建設そのものにつきましては、昨今の食の安全に対する機運が高まっている状況において、
施設が整備されてから年月が経過し老朽化が著しくなっている調理場の現状を見ますと、単に
施設を改修するだけでは対応できないことは明白であり、新しい
施設の整備が必要な状況であると思います。
また、小中学校給食調理の一元化につきましては、町の総合計画や行財政改革大綱に重点項目として掲げられているものであり、ひいては、老朽化や耐力度不足が心配される立山中央小学校の耐震化のためにも、早期に実現することが町の懸案事項の打開に一歩近づくものであります。
次に調理方式についてですが、
共同調理方式、自校方式のそれぞれに賛否両論がありますが、立山町においては、
共同調理方式による給食の提供はこれまで問題もなくやってきた実績があります。
また、学校における食育として重要なことは、
子どもたちの健全な食生活の実現と、食を通じた豊かな人間形成を図るための食育指導や地場産の食材を多く使用した地域に根差した給食とすることにあると思います。
学校現場における栄養職員や担任教諭が栄養バランスや食習慣、食事マナーについて指導することは、学校現場が中心となって行うことでありますし、食材の選定については場所を限定しなくてもできることであることから、食育指導の拠点は調理場ではなく学校現場にあると言えます。
一方、立山町において自校方式で給食を調理する場合は、各学校に給食調理室を整備しなければならず、
共同調理場を整備するよりも多額な費用を要することとなるのは明白であり、ランニングコストや管理面からも集中的な管理のできる調理場の一元化を目指すほうが、安全・安心や町行政のあり方を考える上で重要なことではないでしょうか。
この
共同調理場は、将来を担う大事な
子どもたちの衛生面での安全・安心の確保だけではなく、給食をよりおいしくするため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供することも考えた設計となっておりますし、災害時においては炊き出しを行えるよう、備蓄米を保管し炊飯できる支援拠点
施設となっていることや、2階にはいつでも調理場が見られる見学コースを設けてあることなど、充実した
施設内容となっております。さらに、新しい給食調理場にはIH式炊飯設備を設置することとなっております。
これまで立山中央小学校及び雄山中学校の炊飯については、その一部を外部委託により炊飯しておりましたが、これを整備することにより、すべての炊飯をこの調理場で行うことができるばかりか、週3回の米飯給食が週4回に拡大され、100%立山町産米を使った米飯給食を行うことができ、地産地消の推進に貢献するものとなっております。
このようなことから、
共同調理場整備に関する平成22年度予算案について賛成の意を表するものであり、賛成討論といたします。
19 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で坂井立朗君の討論を終わります。
これをもって討論を終結いたします。
採決(議案第5号から議案第12号まで、議案第
17号から議案第30号まで及び議案第36号)
20 ◯議長(
窪田一誠君) これより採決いたします。
まず、議案第5号を採決いたします。
議案第 5号 平成22年度立山町
一般会計予算
本件に対する各
常任委員会委員長の報告は可決であります。
本件は、各
常任委員会委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
21 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号から議案第12号までの7件を一括採決いたします。
議案第 6号 平成22年度立山町
国民健康保険事業特別会計予算
議案第 7号 平成22年度立山町
後期高齢者医療事業特別会計予算
議案第 8号 平成22年度立山町
老人保健医療事業特別会計予算
議案第 9号 平成22年度立山町
墓地公園事業特別会計予算
議案第10号 平成22年度立山町
地域開発事業特別会計予算
議案第11号 平成22年度立山町
農業集落排水事業特別会計予算
議案第12号 平成22年度立山町
水道事業会計予算
以上7件に対する
産業厚生常任委員会委員長の報告は可決であります。
以上7件は、
産業厚生常任委員会委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第12号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号から議案第24号まで、以上8件を一括採決いたします。
議案第17号
立山町長の給与の特例に関する条例の制定について
議案第18号 立山町いきいき
長寿センター条例の一部改正について
議案第19号 立山町立
保育所設置条例の一部改正について
議案第20号 立山町
火災予防条例の一部改正について
議案第21号 立山町
訪問看護実施条例の一部改正について
議案第22号 立山町
農業経営基盤強化基金条例の制定について
議案第23号 立山町
都市公園条例の一部改正について
議案第24号 立山町乳児、幼児及び
児童医療費助成に関する条例の一部改正につい
て
以上8件に対する各
常任委員会委員長の報告は可決であります。
以上8件は、各
常任委員会委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
23 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号から議案第30号まで、以上6件を一括採決いたします。
議案第25号 立山町
課設置条例の一部改正について
議案第26号 立山町職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第27号 立山町
町民体育館条例の一部改正について
議案第28号 立山町
中央体育センター条例の一部改正について
議案第29号
立山町営谷口体育館条例の一部改正について
議案第30号 立山町
営上東体育館条例の一部改正について
以上6件に対する
総務教育常任委員会委員長の報告は可決であります。
以上6件は、
総務教育常任委員会委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号を採決いたします。
議案第36号 立山町道路線の認定について
本件に対する
産業厚生常任委員会委員長の報告は可決であります。
本件は、
産業厚生常任委員会委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
討 論 ( 請 願 ・ 陳 情 第 1 号 )
26 ◯議長(
窪田一誠君) 次に、請願・陳情書についての件を議題といたします。
これより討論に入ります。
請願・陳情第1号について討論の通告がありますので、発言を許します。
最初に、原案に反対の方の発言を許します。
6番
後藤智文君。
〔6番
後藤智文君 登壇〕
27 ◯6番(
後藤智文君) 請願・陳情第1号 「
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める
意見書提出に関する陳情について、反対の立場で討論いたします。
内閣府が発表した選択的夫婦別氏制度に関する世論調査では、
選択的夫婦別姓の賛成派が反対派を上回った結果が出ています。特に20代、30代では、男女とも賛成派が80%を超え、30代女性では90%以上の人が法改正を望んでいます。
現状は、今の法律では結婚するときにどちらの姓を名乗ってもいいとされていますが、結果的に女性が変えているのが98%に上っています。反対派の方は、「日本の伝統を守る」とよく言われますが、そもそも夫婦に同姓を強要する制度はせいぜい100年ほどであります。それまでは、姓を名乗っていたのはわずか6%にすぎません。ちなみに、先進諸国では別姓を名乗っているのが多数を占めています。
また、家族のきずなが弱まるという意見もありますが、だとするなら、外国では家族のきずなが弱いというのでしょうか。私の知っている人でも別姓を名乗っていますが、立派に家族のきずなを深められています。
さらに、「別姓だと子どもがかわいそう」という声もありますが、その方たちの子どもは立派に育っています。多様性や個人の権利、平等とかが尊重されない世の中や親の価値観のほうが子どもにとってかわいそうと思われます。
ある女性は、「夫は長男。親戚に押されて夫の姓にならざるを得なかった。48年間、自分が自分でない違和感を抱いてきた」と話されています。
旧民法のもとで自殺に追い込まれた金子みすゞさんの詩の一部に、「みんなちがって、みんないい」という一説があります。違いを認めないことが世の中にいじめを助長しているのかもしれません。
一人一人が違っていて当たり前なのです。大切なのは、違っていてもオーケーなんだよと思える世の中にすることだと述べ、
反対討論といたします。
なお、この後に議員提出議案第4号
夫婦別姓制度の導入に反対する意見書の提出についてが出されていますが、その議案に対する
反対討論ともいたしておきます。
28 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で
後藤智文君の討論を終わります。
次に、原案に賛成の方の発言を許します。
13番 村井隆夫君。
〔13番 村井隆夫君 登壇〕
29 ◯13番(村井隆夫君) 請願・陳情に対する賛成討論を行います。
請願・陳情第1号 「
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める
意見書提出に関する陳情に賛成の立場から討論します。
昨年9月30日に法務・男女共同参画担当両大臣が、
選択的夫婦別姓制度導入を柱とする民法改正案を通常国会に提出する意欲を表明しましたが、
選択的夫婦別姓に関する国民世論は分かれており、国民的合意には至っていないのが現状です。
本来、民法は家族を保護するための基本的な法制度であり、安定した家庭生活が営まれるよう、夫婦関係、親子関係を保護しているものであります。したがって、
選択的夫婦別姓制度が導入されることになれば、夫婦の一体感の希薄化、ひいては、離婚が容易にできる社会システムの形成につながることが懸念されます。
さらに、親子別姓や子どもの心に取り返しのつかない傷を与え、子どもに与える影響をかんがみれば、我が国の将来に大きな禍根を残すことになると危惧するものであります。家庭の重要性が叫ばれる今日、むしろ必要なのは、社会と国家の基本単位である家族の一体感の再認識であります。
なお、一部の働く女性から旧姓使用を求める声がありますが、これについては民法を改正する必要はなく、各分野の運用面での対応などで現実的方策による解決を図るべきであります。
委員会審議の中でも、内容については理解でき、婚姻制度や家族のあり方に重大な影響を及ぼす
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正には時期尚早であるとの意見が出されていました。
このことを踏まえ、「
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める
意見書提出に関する陳情が採択されるよう、議員各位のご賛同をお願いいたします。
30 ◯議長(
窪田一誠君) 以上で村井隆夫君の討論を終わります。
これをもって討論を終結いたします。
採 決 ( 請 願 ・ 陳 情 第 1 号 )
31 ◯議長(
窪田一誠君) それでは、採決いたします。
請願・陳情第1号 「
選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める意見
書提出に関する陳情
本件に対する
産業厚生常任委員会委員長の報告はお手元の審査結果表のとおり採択であります。
本件は、
産業厚生常任委員会委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
32 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、請願・陳情第1号は採択とすることに決定いたしました。
─────────────────────────
議案第37号から議案第41号まで
33 ◯議長(
窪田一誠君) 日程第2 町長より追加提案されました議案第37号 立山町総合公園の指定管理者の指定についてから議案第41号 立山町副町長の選任についてまで、以上5件を一括議題といたします。
提 案 理 由 の 説 明
34 ◯議長(
窪田一誠君) 町長より提案理由の説明を求めます。
町長 舟橋貴之君。
〔町長 舟橋貴之君 登壇〕
35 ◯町長(舟橋貴之君) ただいま追加提案いたしました案件につきましてご説明を申し上げます。
今回、追加提案いたしました案件は、指定管理者の指定に関するもの2件、人権擁護委員候補者の推薦に関するもの2件、副町長の選任に関するもの1件、合わせて5件の議案であります。
議案第37号 立山町総合公園の指定管理者の指定について及び議案第38号 立山町地産地消加工
施設の指定管理につきましては、立山町公の
施設にかかわる指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条及び第5条の規定により公募、選定しました指定管理者の候補者について、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
議案第39号及び議案第40号の人権擁護委員候補者の推薦につきましては、坂下昭英氏、森川嘉子氏の両名が6月30日をもって任期満了となることから、坂下氏を再推薦し、森川氏の退任に伴い、久世照子氏を新たに法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
議案第41号 立山町副町長の選任につきましては、現職の舟崎邦雄氏が3月31日で任期が満了いたします。4月1日付をもって同氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。
以上、追加提案いたしました案件について、何とぞ慎重にご審議の上、適正な議決、同意をいただきますようお願いを申し上げます。
36 ◯議長(
窪田一誠君) 町長の提案理由の説明が終わりました。
質 疑
37 ◯議長(
窪田一誠君) これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯議長(
窪田一誠君) 質疑なしと認めます。
討 論 ・ 採 決
39 ◯議長(
窪田一誠君) これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、採決いたします。
まず、議案第37号、議案第38号の2件を採決いたします。
議案第37号 立山町総合公園の指定管理者の指定について
議案第38号 立山町地産地消加工
施設の指定管理について
以上2件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
40 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第37号、議案第38号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号、議案第40号を採決いたします。
議案第39号 人権擁護委員候補者の推薦について
議案第40号 人権擁護委員候補者の推薦について
お諮りいたします。以上2件については、異議なしとの意見とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
41 ◯議長(
窪田一誠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第39号、議案第40号については、これに異議なしとの意見とすることに決定いたしました。
次に、議案第41号を採決いたします。
議案第41号 立山町副町長の選任について
本件は、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
42 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議案第41号についてはこれに同意することに決定いたしました。
副町長に同意されました舟崎邦雄君より挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。
舟崎邦雄君。
〔副町長 舟崎邦雄君 登壇〕
43 ◯副町長(舟崎邦雄君) お許しをいただきまして、一言ご挨拶を申し上げます。
ただいまは、私の副町長選任についてご同意を賜りまして、まことにありがとうございました。
平成18年4月に立山町に奉職して以来約4年間、本当に多くのことを学ばせていただきました。私の不徳から、町長また議員の皆様にはいろいろとご迷惑をおかけしたと思いますが、どうぞお許しをいただきたいと思います。
私は、この4年間の経験を生かし、立山町がさらに大きく発展するように、町民の皆様が住んでいて本当によかったと実感していただけるような
まちづくりに向けて、少しでもお役に立てるように努力してまいりたいと考えております。
立山町の今後10年間の方向を定める第9次の総合計画づくりも始まりました。
舟橋町長の指揮のもと、町民の
福祉向上のための施策の実施に向けまして、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
また、議員の皆様といろいろと深い議論をさせていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は本当にありがとうございました。
─────────────────────────
議員提出議案第4号から議員提出議案第8号まで
44 ◯議長(
窪田一誠君) 次に、日程第3
町田信子君より追加提案されました議員提出議案第4号
夫婦別姓制度の導入に反対する意見書の提出について、坂井立朗君より追加提案されました議員提出議案第5号 立山町議会委員会条例の一部改正について、村田 昭君より追加提案されました議員提出議案第6号 子ども手当財源の地方負担に反対する意見書の提出についてから議員提出議案第8号 幼児教育の無償化と保育サービスの充実を求める意見書の提出について、以上5件を一括議題といたします。
提 案 理 由 の 説 明
45 ◯議長(
窪田一誠君) まず、
町田信子君より提案理由の説明を求めます。
7番
町田信子君。
〔7番
町田信子君 登壇〕
46 ◯7番(
町田信子君) 私は、中川太一君ほか4名のご賛同をいただき、議員提出議案第4号
夫婦別姓制度の導入に反対する意見書の件を提案するものであり、その提案理由の説明を申し上げます。
女性の社会進出が進み、結婚後も同じ姓で仕事を続けたいと望む女性が増えたことなどを背景に、個人の意思を尊重し、男女平等を推進する立場から、国においては現在、民法改正による
夫婦別姓制度の導入が検討されている。しかし、3世代同居の減少や犯罪の低年齢化など家庭を取り巻く環境の変化に加え、
夫婦別姓制度が導入されることになれば、親子別姓をもたらし、家庭のきずなを弱めることにつながるとともに、子どもに与える影響もはかり知れないものがあり、我が国の将来に大きな禍根を残すことになると危惧するものである。
自助努力による家族介護や家庭教育の重要性が叫ばれる今日においては、むしろ社会の基盤となる家庭や家族の一体感を再認識するとともに、家族のきずなを強化していく必要がある。また、
夫婦別姓制度の導入に対する世論も分かれており、国民的合意にはほど遠い状況にある。
よって、国会並びに政府におかれては、婚姻制度や家族のあり方に重大な影響を及ぼし、社会的混乱を招くおそれのある
夫婦別姓制度を導入することのないよう強く求めることから、意見書を提出するものであります。
何とぞ全会一致のご賛同をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
47 ◯議長(
窪田一誠君) 次に、坂井立朗君より提案理由の説明を求めます。
9番 坂井立朗君。
〔9番 坂井立朗君 登壇〕
48 ◯9番(坂井立朗君) 私は、村井隆夫君ほか4名のご賛同をいただき、議員提出議案第5号 立山町議会委員会条例の一部改正についての件を提案するものであり、その提案理由の説明を申し上げます。
立山町
課設置条例の一部改正に伴い、
総務教育常任委員会の所管の一部を改正したく議案を提出するものであります。
何とぞ全会一致のご賛同をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
49 ◯議長(
窪田一誠君) 次に、村田 昭君より提案理由の説明を求めます。
11番 村田 昭君。
〔11番 村田 昭君 登壇〕
50 ◯11番(村田 昭君) 私は、亀山 彰君ほか8名のご賛同をいただき、議員提出議案第6号 子ども手当財源の地方負担に反対する意見書の提出について、議員提出議案第7号 生産性の高い競争力に富んだ農家の育成を求める意見書の提出について、議員提出議案第8号 幼児教育の無償化と保育サービスの充実を求める意見書の提出について、以上3議案を提案するものであり、その提案理由の説明を申し上げます。
議員提出議案第6号 子ども手当財源の地方負担に反対する意見書の提出につきましては、国におかれて、平成23年度以降の子ども手当は国の責任として実施するべきであり、全額国庫負担とし、平成22年度予算については、地方の事務負担や費用負担について十分配慮することや、子ども手当によって目指す国の中長期のビジョンと、平成23年度以降、子ども手当を実施する上での財源確保の展望を示すこと。その際、納税者の理解を十分に得られる内容とすること。さらに、子ども手当のような現金の直接給付だけではなく、子育てがしやすい環境整備にも配慮していくこと。平成23年度以降の子ども手当の制度設計については、国と地方の役割分担のあり方を明確化すること。また、国と地方の十分な意見交換の場を設けることに特段の配慮がなされるよう強く要望することから、意見書を提出するものであります。
次に、議員提出議案第7号 生産性の高い競争力に富んだ農家の育成を求める意見書の提出につきましては、国会及び政府におかれて、食料・農業・農村基本計画の策定に当たっては、生産性の高い担い手農家や集落営農を推進すべき政策として明確に位置づけるとともに、農地集積の加速化、農家所得の向上に配慮すること。また、米戸別所得補償モデル事業では、米余りと米価下落を招く懸念もあることから、しっかりとした出口対策を講じるとともに米の消費拡大に努めること。全国で多様な農業が展開されていることから、水田利活用・自給力向上事業では、全国一律単価ではなく、地域主権の理念に沿った地域の話し合いで決める方式を基本とすること。大幅な削減となった農業農村
整備事業については、予算の復元により、現在進められている事業が
計画どおり継続できるようにするとともに、箇所づけの基準を明確にすることに十分留意し、生産性の高い競争力に富んだ農家の育成を進める施策の充実を行うよう強く求めることから、意見書を提出するものであります。
次に、議員提出議案第8号 幼児教育の無償化と保育サービスの充実を求める意見書の提出につきましては、国会及び政府におかれて、幼児教育に対する子育て世帯の負担を段階的に軽減するため、幼児教育無償化に取り組むこと。また、国の責任のもと、児童福祉の原則を踏まえた保育の質の確保に努め、保育所の拡充や家庭的保育(保育ママ)の拡充を図り、仕事と子育ての両立ができる社会の実現に取り組むこと。待機児童解消に努める地方自治体の創意工夫を最大限生かせるよう支援のあり方を検討することを強く求めることから意見書を提出するものであります。
何とぞ全会一致のご賛同をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
51 ◯議長(
窪田一誠君) 提案理由の説明が終わりました。
質 疑
52 ◯議長(
窪田一誠君) これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53 ◯議長(
窪田一誠君) 質疑なしと認めます。
討 論 ・ 採 決
54 ◯議長(
窪田一誠君) これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので採決を行います。
それでは、採決いたします。
まず、議員提出議案第4号を採決いたします。
議員提出議案4号
夫婦別姓制度の導入に反対する意見書の提出について
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
55 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第4号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第5号を採決いたします。
議員提出議案第5号 立山町議会委員会条例の一部改正について
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
56 ◯議長(
窪田一誠君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第6号を採決いたします。
議員提出議案第6号 子ども手当財源の地方負担に反対する意見書の提出について
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
57 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第7号を採決いたします。
議員提出議案第7号 生産性の高い競争力に富んだ農家の育成を求める意見書の提出
について
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
58 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第8号を採決いたします。
議員提出議案第8号 幼児教育の無償化と保育サービスの充実を求める意見書の提出
について
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
59 ◯議長(
窪田一誠君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
閉会中における各常任委員会及び議会運営委員会
並びに各特別委員会の所管事務の継続審査について
60 ◯議長(
窪田一誠君) 次に、日程第4 閉会中における各常任委員会及び議会運営委員会並びに各特別委員会の所管事務の継続審査についての件を議題といたします。
本件については、立山町議会会議規則第74条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の所管事務の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各
常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長並びに各特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の所管事務を継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61 ◯議長(
窪田一誠君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
─────────────────────────
閉 議 の 宣 告
62 ◯議長(
窪田一誠君) 以上をもちまして、今期定例会における提出議案の議事がすべて終了いたしました。
今期定例会中、終始熱心にご審議いただきました議員各位に対し、また町長はじめ執行部のご協力に対し深く敬意を表するとともに、厚く御礼を申し上げる次第であります。
─────────────────────────
町 長 の 挨 拶
63 ◯議長(
窪田一誠君) 町長より挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。
町長 舟橋貴之君。
〔町長 舟橋貴之君 登壇〕
64 ◯町長(舟橋貴之君) 3月3日から始まりました町議会定例会も、本日閉会することになりました。一言ご挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては慎重に審議をいただき、私のほうから提案いたしましたすべての案件について、いずれも原案のとおり可決、同意をいただき、まことにありがとうございました。
今議会の本会議、そして常任委員会を通していただいたご意見は真摯に受けとめまして、また皆さんの期待にこたえられるように全力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。
さて、今議会におきましては、特に一般質問において(仮称)
元気創造館に関する質問を多くいただきました。整備計画の概要、そしてスケジュールに関するもの、また建設後の町の財政についてご心配をされた質問も多かったと思います。
確かに、これだけの大事業でもありますから、しっかりと財政計画を立てて、また町民の皆さんに少しでもご納得がいただけるように、しかし迅速に整備を進めてまいらなければいけないというふうに思っているところでございます。そのためには、関係機関の皆さん方と担当の係、
まちづくり係を設置いたしましたけれども、中心になって鋭意調整をさせていただきたいというふうに思っております。
財源の話がありました。議員提出議案の中で、子ども手当財源の地方負担に反対する意見書の提出がありました。大方の方が賛成されたところでありますけれども、ご案内のとおり、平成22年度の子ども手当の町の予算は4億7,000万円になっておりますが、そのうち立山町の負担は4,900万円、そして富山県も負担をしていただいていまして4,900万円、残りは国が負担するということになっております。報道によりますと、来年度は2倍ということになりますので、子ども手当だけで9億4,000万円というお金を支出するということになります。
立山町の年間予算は100億円余りでありますが、そのうち町税収入は30億円余りとするならば、町税収入30億円のうちのおよそ3分の1が子ども手当ということになります。町財政のことも大変心配をしなければいけないと思いますが、果たして国はこれだけのお金を出すことができるのだろうか。本当に約束どおり、町の負担4,900万円は来年からゼロになるのだろうか。ふたをあけてみると、いや、足りないから4,900万円の2倍出してくれと言われないだろうか。4,900万円の2倍ですから、9,800万円出せと言われてしまったらどうしようかというような心配もしておるところであります。
折しも、衆議院のほうで予算が可決され、そして間もなく参議院のほうでも子ども手当を含む22年度の国の予算が可決されますけれども、ぜひ現政権におきましては、23年度以降の財政もしっかり見定めた上で事業を進めていただきたいと。決して地方に負担が来ることのないようにしていただきたいというふうに思っているところでございます。
さて、2期目の町政を担当するに当たりまして、副町長の再任を同意いただきました。再び舟・舟コンビというふうになってしまいます。まだまだ足りないところもあろうと思いますが、議員の皆さん方にまたご指導、ご鞭撻を賜りたいというふうに思っているところでございます。
経済情勢はまだまだ厳しゅうございます。できるだけ地域経済の活性化につながるように、そして、せっかく税金を投入するわけでありますので、5年後、10年後の納税者の方々に、ああいうものをつくってよかったなと、そういった借金をしたけども、結果的にあのときやってよかったなと言っていただけるような仕事をさせていただきたいというふうに思います。
本日はまことにありがとうございました。またこれからもよろしくお願いをいたします。
─────────────────────────
閉 会 の 宣 告
65 ◯議長(
窪田一誠君) これをもって、平成22年3月立山町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後 2時52分 閉会
上記記述の会議録は相違ないことを認め、ここに署名する。
平成22年3月18日
立山町議会議長 窪 田 一 誠
立山町議会議員 佐 藤 康 弘
立山町議会議員 米 田 俊 信
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